神戸フィル団員のひとりごと 



《練習風景です。クリックすると大きくなります。》

第5回  2ndヴァイオリン 矢野朋子
2005/09/23


神戸フィルに入団して、ちょうど半年になりました。この間に5回(定期演奏会1回、依頼演奏会4回)も演奏会に出演させていただくことができました。
入団してみて、曲目の多さ、本番までに全体であわせる練習時間の短さ、曲を完成させていく速さに驚き、不安と緊張の連続でした。
もうひとつ驚いたのは、通常プロのオーケストラ以外の音楽団体は年2回ほどの定期演奏会程度なのに、神戸フィルには依頼演奏という外部の社会団体などから演奏会を依頼されて出張演奏に行く機会がたくさんあるということでした。
今、プロのオーケストラやアマチュアオーケストラがたくさんある中で、神戸フィルにお話があり、オーケストラ、室内楽と様々な編成で対応している楽団はとても貴重だと思います。プロのオーケストラでは費用がかかる、でもあるレベルの演奏はしてほしいというニーズに応えていける楽団だからだと思います。
このような活動が増えていけば、敷居が高いと思われがちなクラッシック音楽をとても身近に感じてもらえ、演奏会に足を運んでもらえるのではないかと思います。
以前からいた団員の方たちに聞くと、毎年依頼演奏が増えているとのことで、神戸フィルは前進し、発展しているオーケストラだと思いました。
オーディションのレベルも高く、専門教育を受けた人、熱意を持った人が合格し入団してきています。
新しい団員も増え、淡路島や福井県での演奏会もあり、活動の場が広がっていき、ますます発展していく神戸フィルに団員としていられることを嬉しく思います。
でも、まだまだ緊張と不安ばかりで演奏を楽しむまでにはいたりませんが、良い緊張の中で演奏を楽しめるよう努力し、神戸フィルの発展に少しでも役に立てたらなと思います。



第4回  ヴィオラ 中村知瑞
2005/06/12

私がヴィオラでオーディションを受けて神戸フィルに入団したのは去年の10月です。入団してからまだ一年も経っていませんが、神戸フィルで学んだことや感じたことはとても多いです。

学生の頃に部活でオーケストラをしていただけの私にとって、神戸フィルの練習量はかなり少なく、入団当初は非常に不安でした。でも、神戸フィルには各パートにプロの方がいらっしゃって、練習中でも的確なアドバイスや指導をしていただけるので、すごく勉強になります。

そして、学生オケしか経験のなかった私が初めて神戸フィルで演奏して驚いた事は、前からも後ろからもバリバリ良い音が聞こえてきた事です。初合わせの練習だったのですが、とても弾きやすく、自分の音程の悪さや、弾けなさに落ち込みはしましたが、すごく楽しかったのを覚えています。

今でも一番難しいと感じる事は、“学生の頃のようにただ譜面を弾くだけじゃ駄目、自分で創りたい音楽を能動的に自分から発信しなければ意味がない、ロボットが演奏している訳じゃないんだから”と言われた事です。確かに学生の頃は、譜面に書かれている事をどれだけ上手に弾けるかに気を取られていて、上手に弾ければそれで表現できたつもりになっていました。今では、自分が表現したいことを上手く弾く為に技術を高めるだけではなく、それと同時に感性を磨こうと思います。多くのプロの方が在籍し一緒に弾けるという素晴らしい環境の中で、音楽の表現について深く学べるように、もっともっと努力して上手くなりたいと思っています。

私は仕事の傍らの音楽活動ですし、音楽の専門的な知識もありません。でも、音楽監督の朝比奈先生をはじめとする神戸フィルのメンバーは、プロ、アマ関係なく、良質の音楽を創っていきたいという姿勢が同じならばいつでも暖かく迎え入れてくれることを有難く思っています。


第3回  オーボエ 難波優恵
2005/05/17

私は看護師として働く傍ら、オーボエ奏者として神戸フィルで演奏しています。
仕事に慣れてきた頃、中学時代にやっていたオーボエがどうしてもまたやりたくなり、レッスンに通って勉強し直して神戸フィルのオーディションを受けました。

神戸フィルに入団してから、オーケストラを何も知らなかった私も、みなさんが音楽的にリードしてくださったおかげで、音楽のこと、オーボエのこと、色々と学ぶことができて、本当によかったと思います。

オーボエを上達させるために行ってきた努力は、仕事でも無意識の内に還元されて、以前よりも、もっと充実したものになってきたと思います。仕事と家との往復なら、もっと狭い世界しか持てなかったかもしれませんが、音楽という世界が増えたことで、視野がより広がってきて、自分に自信が持てるようになってきました。

初めは、仕事と音楽とのバランスの取り方が分からなくて、泣いたこともありましたが、2年経って、少し違ってきたかな?と思います。

最近では神戸フィル以外でも、イングリッシュガーデンでの演奏会を行う余裕も出てきました。今回が2回目で、フルートとのデュエットをやります。ヘンデルの水上の音楽より、抜粋で演奏します。

色々とハンデがあったけれど、やっと軌道に乗れて、嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


第2回  2nd.ヴァイオリン 小原理子
2005/05/01

神戸市民のために、良質なクラシック音楽の魅力や楽しさを身近に提供していくという設立趣旨にひかれ、また、幼い頃から習っていたバイオリンをオーケストラで弾きたいという思いから、神戸フィルに入団して早いもので二年弱がたち、様々な演奏会に出演することができました。生田の神社での野外コンサートからはじまり、シェへラザード・白鳥の湖の第47回定期、シュトラウス兄弟の曲目がならぶ親しみやすいニューイヤーコンサート、モーツァルトのアイネクライネやブリテンのシンプルシンフォニーなどの神戸聖ミカエル大聖堂でのサロンコンサートなど、場所・形態・曲の種類も多岐にわたり、この二年弱の間、私にとって、様々なよい音楽経験を積む機会を与えてもらうことができ、とても感謝しております。

大学時代はバロックの室内楽、卒業後は小規模のオーケストラしか経験のなかった私にとって、神戸フィルで、今までできなかったような大曲や、オーケストラの様々な曲、また、小編成の曲まで、演奏できることは、とてもうれしいことでした。ただ、正直な所、初めは、練習が大変でした。神戸フィルは、本番までの練習時間が短く、そのため、一回の練習がとても密度の高いものにならざるを得ません。初めは、そのペースがわからず、付いていくのが精一杯という状態で、必死に弾いて練習したことを覚えています。しかし、そんな中で、私がとても感心したのは、皆がそれぞれ、できる限りよいものを作ろうと頑張っている姿でした。本番までの短い時間の中で、いいものを作ろうと皆がひとつになって努力し実現していこうとする意識の高さは、他ではみられないものであるような気がします。

最近は、ようやく練習にも慣れ、皆で一緒に、様々な曲を演奏できることを本当に楽しいと感じています。もちろん、よい演奏をするために練習していくことは、やはり大変で、しんどい時もあります。しかし、大変だからこそ、皆でよい演奏ができた時、人一倍の喜びを感じることができ、それがまた、聴いてくださる聴衆の方々にも伝わるのではないかと思っています。

今年は、6月に神戸フィルの節目となる第50回の定期演奏会があり、他にも、洲本市での第9の演奏会、また、来年の2月には、福井交響楽団とのジョイントコンサートという大きな企画もあります。福井のコンサートは、被災した神戸市民のオーケストラということで実現した企画ときいています。これからも、神戸市民のためのオーケストラとして、クラシックに接することの少ない方々にも、クラシック音楽の魅力や楽しさをわかっていただけるよう、神戸フィルの演奏の参加を通じて微力ながらも貢献していきたいと思います。そして、質の高い演奏をめざし、音楽を楽しむ心を大切にしてこれからも頑張っていきたいと思っています。


第1回  1st.ヴァイオリン 関 良子
2005/04/01


私が神戸フィルでヴァイオリンを弾いて、1年半がたちました。
その間に参加させていただいたコンサートは9回。
会場も生田神社の野外ステージや外国人倶楽部、聖ミカエル教会での演奏など、珍しい場所で演奏する機会を与えていただき、曲目も、これまで一度も弾いたことのないものが殆どでしたので、今までユースオーケストラで年2回しか演奏会がなく、レパートリーも少なかった私にとって、とっても充実した音楽生活を過ごさせていただくことができました。

神戸フィルに入団させていただいてから、今まで以上に音楽が私の生活から切り離せないものになっています。
夏休みの間などは、神戸フィルの練習がないので、自由な時間が増えるはずなのに、かえって練習のないことのほうが不自然で、ストレスが溜まったりもします。
そういうわけで、昨年末私は修士論文作成中の身で、12月の定期演奏会と1月のニューイヤー・コンサートの間で修論を提出しなければならないという厳しい条件でありましたが、どちらの演奏会にもがんばって参加するという野望を達成しました。

さて、朝比奈先生が50回目の定期演奏会のテーマを「初心と挑戦」と提案されましたが、私はとてもよいアイディアだと思います。
私はまだ入団して2年目になる新参者ですが、神戸フィルの第1回定期と同じ曲目を演奏させていただけたら、より一層、神戸フィルの団員なんだということを強く感じることが出来るのではないかと思ったからです。

私が神戸フィルの演奏会で素敵だなと感じるのは、一つ一つの演奏会にテーマがあり、物語があるというところです。
神戸フィルを知るまで私は、「オーケストラの演奏会は序曲で始まってコンチェルトか何かがあり、休憩を挟んで交響曲で終わる」ものだと思っていました。でも、神戸フィルの演奏会では、必ずしもそうした型にとらわれず、コンセプトのあるプログラムが組まれているので、観客として一度定期演奏会を聴きに行ったときも、とても楽しませていただきましたし、出演者にまわった今でも、楽しみながら演奏することができます。
神戸フィルを知ってまだ日の浅い私からこのようなことを言うのは僭越なのですが、こうしたコンセプトのあるプログラムづくりを、これからも続けていってほしいです。

以上、神戸フィルの団員として私の気持ちを書かせていただきました。
(普段はポーカーフェイスで感情が顔に表れない性格ですが・・・)
これからも神戸フィルで、知っている曲、弾ける曲のレパートリーを増やし、音楽を通した様々な交流をしていきたいです。




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